2022
10.17

発見+PLUS

北海道米ゆめぴりか
おいしさを支える裏側を教えます

ホクレン農業協同組合連合会 米穀部 米穀総合課 柴田 恭輔

  • 今年も新米の季節がやってまいりました。皆さんは、北海道米の「ゆめぴりか」を食べたことはありますか?「ゆめぴりか」は、北海道米の最高峰として、そのおいしさが高く評価されています。
    今回は、そんなブランド米「ゆめぴりか」について、ホクレン米穀総合課の柴田さんに伺いました。

    ホクレン農業協同組合連合会
    米穀部 米穀総合課
    柴田 恭輔

Q.「ゆめぴりか」について教えて!

  • 「ゆめぴりか」は、豊かな甘み、濃い味わいに加え、北海道米の中でも特に粘りが強いのが特徴です。お米の食味ランキング(※)では、最高位の特Aを12年連続で受賞している北海道を代表するお米になっています。

     

    ※一般社団法人 日本穀物検定協会調べ(令和3年産米)
    ※平成22年〜令和3年産米(平成22年産米は参考品種)

ブランド米「ゆめぴりか」の軌跡

  • 現在、北海道は新潟県に次ぐ米どころですが、昔は米づくりには適さないと言われてきました。北海道米のイメージを大きく変えた「きらら397」の誕生以降、「ななつぼし」「ふっくりんこ」など良食味の品種が誕生する中、「ゆめぴりか」は、「他府県に負けないおいしい高級ブランド米を作りたい」という思いから、2008年に期待の新品種として誕生しました。北海道内全域で作付けするにあたり、地域による品質のばらつきを抑えるため、生産者が主体となって「北海道米の新たなブランド形成協議会」が立ち上げられ、良質米生産に取り組んできたのです。

おいしさは、徹底した品質管理から

  • 「ゆめぴりか」はタンパク含有率等、厳しい品質基準を生産者自らが定め、その基準を満たしたお米だけを「ゆめぴりか」として販売することで、品質とブランドを守り、育ててきました。
    品質にこだわり続けるのは、高級ブランド米としての位置づけを定着させ、揺るぎないものにするという決意の表れでもあります。毎年毎年、米づくりに挑み続ける熱心な生産者の弛まぬ努力と技術が、そのおいしさを生み出しているのです。

味の保証書「認定マーク」

  • 認定マーク

  • 「ゆめぴりか」のパッケージに付いている「認定マーク」をご存じですか?このマークは、「北海道米の新たなブランド形成協議会」が定めた厳しい品質基準をクリアした「ゆめぴりか」だけに付与される、生産者のプライドの証なのです。皆さんにとっては、おいしさの保証書になりますので、ぜひ「認定マーク」がついたおいしい「ゆめぴりか」を食べてください!

おいしさを追求し、ブランドに磨きをかける

  • ゆめぴりかコンテスト2021の様子

  • 気候や環境の変化に負けない高品質な「ゆめぴりか」を生産するため、「北海道米の新たなブランド形成協議会」では、生産計画や栽培基準の策定、良質米生産のための技術の共有等を行い、おいしい「ゆめぴりか」の安定生産に向け努力を重ねてきました。
    また、「ゆめぴりか良質米生産出荷表彰」や、おいしさを競い合う「ゆめぴりかコンテスト」を開催し、栽培技術の研鑽と生産意欲の向上を図っており、コンテストで地区金賞、最高金賞に輝いた「ゆめぴりか」については期間限定でリレー販売を行っております。

  • 北海道米の新たなブランド形成協議会 大関会長

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    最後になりましたが、「北海道米の新たなブランド形成協議会」の大関会長より、皆さまに向けてメッセージをいただきましたのでご紹介いたします。

    大関会長:今年も私たちが一生懸命育てたおいしい「ゆめぴりか」ができました。自信をもってお届けしますので、ぜひたくさん食べてください!