肉屋 肉のサンビーム が驚いた脂身の甘さ
私たち消費者にいつも新鮮な豚肉を手渡してくれる肉屋にも、「う米豚」に魅了された人たちがいます。札幌市の住宅街にあり、半世紀以上も愛されてきた、肉のサンビームです。広々とした店内には、今も変わらずガラスの冷蔵ケースが並び、「う米豚」を中心に、地元北海道の肉を販売しています。
肉のサンビームは、対面販売にこだわり、お客さんとの会話を大切にする昔ながらの肉屋です。店長の大久保さんが、「う米豚」との出会いについて語ってくれました。それは10年前、おおやファームがまだ、新しい育て方に試行錯誤を繰り返していた頃です。苦労して育てた豚肉を、大久保さんは試食させてもらいました。
クセがなくしっとり柔らかい肉質で、豚には珍しく赤身に適度にサシが入っていました。特に驚いたのは脂身でした。エサの米由来のオレイン酸を含み、しつこさは無く、甘みがあったのです。ご自身も料理が大好きな大久保さんは、あらゆる食べ方で「う米豚」を試しました。それまで店で扱っていた豚から「う米豚」に切り替えたのは、それからすぐのことでした。
お客さんの反応も上々でした。柔らかく甘味があって、しかもしつこくない豚。火を通し過ぎても硬くならないので料理もしやすいと言います。一度買ってくれた常連さんが、次もまた買っていきます。肉を売るプロでも、滅多に出会えない凄い豚だと確信しました。
2人のプロが追いかける一つの夢
肉のサンビームが「う米豚」を販売するようになって数年が経ったある日、大久保店長は、大矢さんと初めて食事に行くことになりました。育てるプロと売るプロ、2人の話は自ずと今後の「う米豚」のことになります。
「この豚はもっと良くなる。すごい可能性のある豚ですよ。」
大久保さんは、もうすでに十分美味しいと感じていましたが、更に上があると信じていました。
「まずは良い豚を安定して出せるように頑張りますよ。」
大矢さんは冷静に応じましたが、想いは確かに響いたと感じました。それからも、サンビームに毎週届けられる豚肉にナイフを入れる度、おおやファームの正直な仕事が伝わってきます。2人は、すでに同じ夢、「う米豚ドリーム」を追いかけるチームになっていました。自分に与えられた役割の中で、悩みながらもベストを尽くす。それが夢に近づく唯一の方法だと信じています。
夢に参加するシンプルな方法
北海道だけでなく全国のお客さんに「う米豚」を届けたい。この大きな夢は、2人のプロの仕事だけでは実現できません。そこには、私たち消費者の存在が欠かせないのです。
肉のサンビームでは、日々お客さんと店員のカウンターを挟んだ真剣勝負が続けられています。毎日でも飽きずに食べられる「う米豚」のこと、少しでも味に変化があればお客さんが気付きます。大久保店長は、お客さんが教えてくれる、わずかなヒントも見逃しません。これこそが、長年大切にしてきた対面販売の真骨頂です。
私たち消費者の「美味しかった」と喜ぶ声は、チームが夢を追う原動力になります。そして、私たちが見付けたヒントは、チームの次の宿題になります。この豚を食べて、素直に想いを伝えること、こんなシンプルな方法で私たちもチームの一員になれるのです。
先日、私も「う米豚」を買いに肉のサンビームを訪れました。大久保さんが勧めてくれたのは、とんかつ用の2�僂發△觚�切りのロース肉でした。
「しっかり筋切りしたから柔らかいし、火の通りも早いよ。」
とんかつは、家庭で作るには勇気がいるメニューですが、大久保さんのアドバイスがその気にさせてくれます。しかも、「う米豚」は火を通しすぎても、ましては冷めたとしても、ジューシーで柔らかい魔法のような豚肉。これは挑戦するしかありません。
結果は、どうだったと思いますか?「う米豚ドリーム」を追いかけるチームの一員として、またお店に行きたくなりました。