2023
04.17

発見+PLUS


北海道のアスパラガスはなぜおいしいの?
〈パート供

道北なよろ農業協同組合 販売部青果課 村上 慎吾 さん

  • 春の訪れを告げる「アスパラガス」。毎年この時期を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。とりわけ北海道産アスパラガスは、甘みが強く格別のおいしさです。
    今回は、皆さまの元へおいしい北海道産アスパラガスをお届けするため、産地ではどのような取組がなされているのか、JA道北なよろの村上さんに伺いました。

    道北なよろ農業協同組合
    販売部青果課
    村上 慎吾さん

  • 今回の『発見+PLUS』をご覧になる前に、2021年4月にリリースしたアーカイブをぜひご覧ください。

おいしさの“カギ”は収穫後のメンテナンス

  • 夏の圃場の様子

  • おいしいアスパラガスをつくるためには、柔らかい土と収穫後の管理が重要です。アスパラガスは、秋から冬にかけてたっぷり光合成をし、根にたくさんの栄養を蓄えるため、収穫後の畑では、翌年に備えてたっぷりの堆肥と肥料を撒き、アスパラの茎や葉を伸ばして大きな木のような形にします。光合成をするのに理想的な形を維持し冬を越すために、形を整えたり倒れたりしないよう、生産者は日々気を配り管理をしなければなりません。

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  • 堆肥散布の様子

  • 露地アスパラガスの収穫期間が5月〜7月上旬と短期間なのも、来春、品質の良いアスパラガスを収穫するために、翌年分の養分をたっぷりと根に蓄えさせなければならないからです。またアスパラガスは、一度苗を植えると10年以上収穫できる作物ですが、新しい苗は、商品として出荷できるまでに3年かかります。
    このように、生産者が手をかけ、心を配りながらアスパラガスを育てているため、毎年皆さんの元へおいしいアスパラガスをお届けすることができるのです。

品質維持は“温度”がポイント

  • 収穫時期のアスパラガスは、温度が高すぎると穂先の頭部が開き易くなるため、収穫作業は早朝から始まり、1本1本長さを計り手作業で収穫します。天候が良ければすぐに伸びるので、1日に3回収穫することもあります。
    また、アスパラガスは温度による鮮度劣化が早いため、いかに冷やした状態で消費者にお届けできるかが重要です。収穫後は冷蔵庫で予冷し、出荷前には真空冷却します。ギフト用に梱包する際は鮮度保持袋に詰め、場合によっては蓄冷材も一緒に梱包し、常に冷やした状態でお客さまの元へお届けできるよう努めています。

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    最後に、新鮮なアスパラガスだからできるおススメの食べ方をご紹介します。私のおススメは天ぷらです!太くて柔らかいアスパラガスを1本そのまま天ぷらにしてみてください。太陽の恵みをいっぱいに感じられると思いますよ。

春だけじゃない、北海道産アスパラガス

北海道産アスパラガスは、早春のハウス栽培から始まり、初夏の露地栽培のほか、夏から秋のハウス立茎栽培、冬期の伏せ込み栽培に取組んでいる産地もあります。旬の時期以外の出荷量は少ないですが、北海道産アスパラガスを長期間楽しむことができますので、ぜひご賞味ください。

 

〇北海道産アスパラの出荷スケジュール